峯岸みなみ、大泉洋に見せても良いパンツ着用で「あっちゃんは甘えん坊」と明かす



「全国の皆さんに真摯に感動を届けることを誓います」と宣誓した前田敦子岩崎夏海のベストセラー小説を映画化した『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(6月4日公開)の完成披露イベントが5月10日、六本木ヒルズアリーナで行われ、出演者の前田敦子、瀬戸康史、峯岸みなみ、池松壮亮、川口春奈、大泉洋と、田中誠監督が登壇した。



昨日完成したばかりという本作。ドラッカーの「マネジメント」初版を偶然にも買っていたという田中監督は「まさか、この本が『もしドラ』という小説になり、映画化となり、僕が撮るなんて思ってもいませんでした。奇遇で運命を感じました」と感慨深げに完成を喜んだ。オファー時を振り返り、前田は「もともと原作を知っていましたし、(原作・脚本の)岩崎夏海さんは昔からお世話になっていた方なので、この縁は嬉しいこと」と、出演の喜びを語った。川島みなみ(前田)の後輩マネージャーを演じた峯岸は、前田との映画出演を「あっちゃんがいて心強かった。実はあっちゃんは甘えん坊なんですけど、お芝居中だとしゃきっと、女優さんの顔をして、それを間近で見て、いつも一緒にいるのに違うあっちゃんを見たなと刺激になりました」と尊敬の眼差しを向けた。


本作で映画初出演を果たした川口は、「雪が降っているのにポロシャツを着てロケをした」と、映画からは感じ取れない過酷な撮影裏話を披露。「野球監督役にも関わらず、ノックが一番下手なのは大泉さんでは?」と司会者から突っ込まれた大泉は、「そんなことはありません! 嘘の情報でしょう(笑)」と否定。カメラが回っていない時でも、大泉のノックの練習に付き合っていたという池松は「ゴルフをやっていらっしゃるので(笑)」と必死のフォロー。野球経験はほぼ未経験ながら、野球部のエースを演じた瀬戸は「バッテリーで池松くんに教えてもらいながら、同じ福岡出身でもあるので、博多弁で会話しながら投球練習をやったりした」と苦労をのぞかせた。撮影現場での大泉を、峯岸は「よく遊んでくれた」とすっかり親戚のお兄ちゃん的存在にしていたようだ。それに対し、大泉は「みーちゃんはプロレスごっこに近いような体当たりをしてきた。今日も僕に体当たりして遊べるように、見せても良いパンツを履いているらしい」と峯岸の可愛い(?)一面を明かした。


本作が映画初主演作となる前田は、本作について「『マネジメント』という本が野球につなげることができたということはもちろん、日常でも役に立つような言葉などが詰まっている」と紹介し、峯岸は「ドラッカーということで、少し難しいんじゃないかなと考えている方もいると思うんですけど、大きなテーマは“真摯にひたむきに”。きっと、皆さん誰しも(その気持ちを)持っているんじゃなかなと思うので、老若男女問わず、たくさんの人に共感してもらえる映画になっています。私もあまりお芝居の経験がなく、映画にもあまり出たことがなく、すごく緊張していたんですけど、真摯にひたむきに撮影に臨みました」と、自信を見せた。

 

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